【おあげさん 平松洋子】食エッセイ/暮らしの手帖/danyc/油揚げレシピ

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食本のエッセイが好きな人は間違いなく面白い本。食に関する本といえば平松洋子なのかも。人間味があって食への関心度が高く、食本のエッセイの中でも食に関する情報量が多め。この本も平松洋子が大好きな油揚げについて語り飽きることなく油揚げについて解説しています。平松洋子の書籍の中でもファンの多い一冊のよう。

本日も焼き菓子をお供に本を読み進めていきます。

暮らしの手帖、dancy連載内容と書下ろしエピソード

食本のエッセイの中でもこの本が特におすすめな点は、一気に読めるところ。それぞれ出版社も違う連載を一冊にまとめてある食本でおすすめです。平松洋子書籍をまだ読んだことがない人は、最初の平松洋子書籍としてぜひ。雑誌の系統も違うものが一冊にまとまっているので読んでいて飽きません。

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おあげさん
「揚げ文学」ここに誕生。 油揚げ愛が溢れすぎる、史上初「油揚げのこと」ばっかりを書いた29編 豆腐を薄く切って油で揚げた「油揚げ」。 いつも冷蔵庫にあって「出しゃばらないのに頼もしい」という存在は理想の男性像のようでもあり。煮てよし、焼いて...

おあげさんという呼び方について

油揚げのことをおあげさんという平松洋子。そこから広がる物の呼び方についての話。油揚げがさまざまな呼び名で通っているように、物の呼び方もさまざま。まるで野良猫のようだね、という平松洋子。物には名前がついて親しまれることで、まるで生き物のような存在になってくる。油揚げをおあげさんと呼ぶ平松洋子もまた、油揚げへの親しみが感じられます。

一方、名前のないもの

名前があるものに対して、名前もないけれど親しまれているものもあるという。それを自由な世界と言う平松洋子。食のエッセイなのに何だか視点が面白い。油揚げにもまたそんな自由な世界が訪れることがあるみたい。たとえば、油揚げで作った名もなき料理。そこに出来上がる料理には名前はないけれど美味しくて油揚げの頼もしさを感じるという平松洋子。

油揚げのしわ

平松洋子の友人の話。油揚げのしわとかけて、面白いエピソード。人間にも油揚げのような魅力的なしわがたくさんあると。油揚げを一枚と人間に共通するものを見つけ出す平松洋子の食のエッセイ、面白い。

今晩のおかずは油揚げが主役

平松洋子のエッセイを読んでいてどんどん油揚げが特別な食材に思えてくる。この一冊まるっと油揚げのエッセイなのは面白い。ご飯と一緒の料理が多い油揚げは頼もしい存在という平松洋子。たしかに…今夜はおあげさんの本の中にでてきていた、油揚げレシピを作ってみよう。本を読み終わってさっそくスーパーで油揚げ売り場に向かう私でした。

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