戦争と法 長谷部恭男

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作者プロフィール

長谷部恭男 - Wikipedia

▽2020 文藝春秋

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戦争と法 (文春e-book)
ナポレオン戦争、朝鮮戦争、フォークランド紛争、テロとの戦い、ドローン攻撃……「正しいこと」「望ましいこと」がすべて同時に満たされることのない世界で――・カミュ『正義の人々』が問いかける道徳的ディレンマ・グロティウスの正戦論とパリ不戦条約とい...

シロクマは知らないことが多すぎました。

戦争が引き起こすこと。法とのつながり。

難しそうなタイトルですが、戦争と法を読んだことで戦争の見方が全く変わりました。

シロクマがなるほど!と感心した部分↓

まず本の冒頭から、戦争を起こす目的です。相手国の戦争は社会契約(憲法)を壊すこと。

市民の日常を破壊する戦争を止めるには、憲法を手放すしかない、という話もでてきました。

また、社会保障が充実するきっかけとして、戦争が関係しているという話も興味深かったです。

戦争では勝者が正義、という部分も、なるほどなと思いました。

そして、アメリカと日本国憲法の関係。

それぞれの歴史的世界の戦争からわかる戦争、法、宗教の関係。

繋がらなかった事柄が本を読むことでややこしく絡まっていることに気づきました。戦争と法は解けない複雑な絡まりなんだと感じます。

平和学習とはまた違った戦争学習ができました。戦争がおこるとはどういうことか知りたい人におすすめです。

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