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生きる意味 (岩波新書 新赤版 931)
生きる意味 (岩波新書 新赤版 931)
∞選択する権利はあるのに、自分の意志で決定していない!?
引き込まれる本の導入部分の内容。
欲求の形はそれぞれが自分で確立しているものだと思っていました。
作者は言います。誰かが欲しいものが自分も欲しいもの、だと思い込まされていると。
たとえば、三種の神器と呼ばれた、テレビ・冷蔵庫・洗濯機。
時代はうつりかわり、カラーテレビ・クーラー・自動車。
誰もが持っている憧れのアイテムを手に入れることができたら、生活が豊になったと思い込まされていました。
結果、本当に欲しいものがわからなくなっているのだと思います。
そして、この豊かさによって個性は失われます。
失った個性は他の誰にも代えがたいという部分を失ってしまうのだそうです。まさしく、代えがきく人間、作者が言う透明な存在という言葉がしっくりきました。
∞本題、作者が考える生きる意味とは
作者が本書で伝えたいこと。
本の後半に書かれている生きる意味をみるけるヒント。
さまざまな事柄を絡めながら、わかりやすく生きる意味を教えてくれます。
生きる意味って難しい話だよね?と思いますが、実は私たちが日常を過ごしている中でも感じることがあること。
作者が考える生きる意味を知りたい方はぜひ本を通読してみてくださいね。