中川政七商店が伝えたい、日本の暮らしの豆知識 2016年発行

中川政七商店が伝えたい、日本の暮らしの豆知識
奈良に本店を構える中川政七商店は、300年の歴史を持つ高級麻織物の老舗で、最近は日本の伝統工芸や伝統の素材をベースに、現代的なデザインを取り入れた暮らしの道具を集めたセレクトショップを展開しています。伝統工芸品をプロデュース、セレクトしたセ...
中川政七商店は300年の歴史ある店
生活によりそった良いものが揃うお店である、中川政七商店は享保元年から続く歴史あるお店です。中川政七商店が力を入れている工芸品の分野だけでなく、美しい暮らしを考えて選ばれた商品は私たちの生活をより豊かにしてくれます。
季節に合わせた道具
本では月の満ち欠けに合わせて、旧暦と新暦の両方の文化を知りながら1月から12月までの道具と生活を紹介しています。簡単に道具が手に入る時代ですが、その道具の歴史を知ることで選ぶポイントが変わってくるでしょう。また、道具を家にあるもので簡単にできる手順も写真付きでわかりやすく解説してありました。
伝統ってなに?考える一冊
なぜ味噌は2月に仕込むのか、鏡餅をお供えする理由などは、教えてもらう機会が減っているかもしれません。この本では日本に住んでいながら、知る機会の少ない伝統文化、習慣を詳しく説明してくれていました。昔からやっているから、とやる理由も知らなかった行事もきちんと理由があったことに感動します。
長く使われているものを手にする
食材、道具の中には、私たちが生まれる前から使われ続けているものがあります。しかし、普段の生活ではなかなか出会う機会がないものたちです。この一冊を読むと、試してみたい食材、道具を見つけることができますよ。長く愛されている理由を知ることができます。
残し続けたい伝統
一冊の本の中で紹介されているものは、時代が変わっても信頼できるものばかりです。大切に守られてきたものに触れる機会は減っていますが、中川政七商店をのぞけばすぐに出会うことができますよ。日本の伝統を守りながら、現代でも使いやすいアイテムを紹介した一冊でした。