暮らしの手帖社から出版されている長尾智子レシピエッセイ本。
料理初心者へむけた料理を作る上での心構えのメッセージから始まりあれよあれよという間に煮込み料理和食、洋食、定番料理、簡単野菜料理が紹介されていく。
読み進めていくたびに、料理初心者に心強いレシピから主婦の献立アイディアまで盛りだくさんな内容に驚く。
料理初心者が手にする料理本は、これで全て学べるのではないか?と思うほど情報量が多い。料理にまっすぐな姿勢が伝わってくる長尾智子の超おすすめ本。
さて、デーツとナッツをお供に本を読み進めていきます。

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料理初心者へ 料理はあいぼうになる
キッチンに立つ前にどんなことを思う?
料理初心者が料理が得意になれば、それは一生もののスキルが身についたということ。
長尾智子は言います。料理はあいぼう。
料理と上手く付き合う。
それには料理中の工夫が必要なようです。
よしあしは工夫次第。工夫さえうまくできるようになれば楽しくもなるんですって。
本の中ではほんとにたくさんの食材に合わせた工夫がでてきます。
食べること、作ることへの愛をもつ
本の中では、たくさんのレシピが紹介されています。
それと合わせて、料理をはじめたばかりの君へという内容では料理を何から始めたらいいの?という疑問にもずばり回答しています。
長尾智子が伝えたいこと、自分の好きな味を作り出す工程=料理。
料理をするということは簡単に作っても手が込んでいても、どれも愛があふれている。
料理にまっすぐに向き合ってきた長尾智子からのメッセージに心打たれます。
煮込み料理の待ち時間
煮込み料理は時間がかかって手間。
いえいえ、長尾智子は言います。
煮込み料理中の時間こそ自由な時間手。
その発想はなかった~。
たとえ火元から離れられない煮込みの1時間の間でも、その間にのんびり過ごすことはできる(おでかけできないからこそ、できることを考えてみる)
フランスでは暖炉で煮込み料理を作るんですって。(そのまま外出しちゃうこともあるとか)
煮込み料理の間にできる隙間時間の使い方こそ贅沢な時間なんですね。
簡単なものを食べることこそ生きること
長尾智子の本にでてくるレシピはシンプル。
これは料理初心者でも取り入れやすいのでは?
切って焼く、煮るをベースに工夫していく。
長尾智子は言います。
単純な料理がいい。
道具もあれもこれもと揃える必要はないようです。
料理初心者が何から始めたらいいのか悩む問題、ずばっと解決しています。
料理スランプのあなたへ
料理初心者から料理作りが苦手な人へ向けたメッセージ性の高いレシピ本。
あまり深く考えず、煮て焼いてみよう。
でもちょっと工夫をこらしてみて。
そんな長尾智子からの料理作りのヒントが隠れている本です。