くらしの一日一日 ② 大橋歩

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くらしの一日一日 ② 大橋歩 2005年発行

住む場所について、とことん

くらしの一日一日は、大橋歩がPRの仕事として受けて執筆した内容、ソーラーパネルのPR、そしてこの本のために書きおろしたものをひとつにした一冊です。仕事場、生活空間はつねに満足できる場所であるといいですが、意外と物件選びは難しい、と大橋歩は考えます。

永住を考えない物件選び

死ぬまでここで住み続けたい、と思って入居しても、環境は変わっていきます。それならば、今住み心地がいいと思う場所を選びたいです。この本は大橋歩の物件探しのつぶやきのようなエッセイ本。数多くの物件を比較しながら、たどり着いた場所が住処としてふさわしいのかもしれません。

住処選びは難しい?

海外ではいい医者といい不動産屋と仲良くなることが生きていく上で大切、というそうですが、これって日本でも当てはまると思います。いくらチラシを毎日チェックしていても、自分の納得いく物件が見つかることは少ないかもしれません。大橋歩の物件の選び方を参考にしてみると、良い物件に出会えるヒントが見えてきます。

たまには毒あることも

住処にまつわるエピソードも、見逃せない部分です。デザイナーという仕事をしている大橋歩は、家具のデザインにも妥協しません。派手なアイテムをよしとしない大橋歩は、飽きない家具選びのポイントを紹介しています。家具に大金をかけることは難しいかもしれませんが、予算内で家具を上手に選ぶコツはこの本から学ぶことができます。

他人の住処選びから見えてくること

人生は自分の思う通りには進みません。大橋歩は歳を重ねて新たな職場探しを始めますが、さまざまな困難がでてきます。事前に準備して、あれこれ考えていてもうまくいかないこともあります。そんなときは、流れにのってみることも良い手かもしれないと気づかされました。思い通りの物件が最良とは限りません。行きついた場所を、最高の住処に変えていく努力も必要です。

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