おしゃれは大事よ 大橋歩

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おしゃれは大事よ 大橋歩 1999年発行

1999年代のおしゃれ

ハイブランドで全身コーディネートした1990年代の人々。1991年にはじけたバブルの時代を経て、そんなおしゃれから自然体でエコをテーマにしたおしゃれに移行していた時代が1999年です。著者大橋歩がユーモラスでコミカルなイラストと文で、おしゃれについて熱弁。いまから20年以上前に書かれた一冊ですが、全く古い印象はありません。リバイバルするおしゃれ業界だけあって、1999年と2020年のおしゃれの考え方に違いはないと思います。

大橋歩の毒があって笑える話

大橋歩はイラストレーターでデザイナー。昭和15年生まれなので現在は80歳近いお年でいらっしゃいます。鋭い視点で、世間のおしゃれを切っていくエッセイは、まるで大橋歩のおしゃべりを聞いているようでとても面白いです。ときには、言い過ぎ?と思う内容もありますが、最後には思わずクスリとしてしまう不思議な本でした。

歳を重ねておしゃれを楽しむ方法

ある年代を過ぎたころから、若い人をうらやましく思うことが増えたように思います。この本の中でも、度々若いことでおしゃれに見えるという著者の感情が書かれていました。若い人が少々だらしない恰好をしていても、なぜだかおしゃれにみえてしまうことってあります。おしゃれは大事よ、を読み進めていく中で歳を重ねたからこそ、より身だしなみ、周囲の視線をきにしなれければいけないと気づかされました。

おしゃれとは、何だろう

おしゃれは大事よ、という大橋歩からのメッセージの中には、服装だけでなく、服のお手入れ、歩き方、振る舞いから学ぶおしゃれに見えるコツが満載です。いつの時代でもおしゃれに見える人はいます。自分とおしゃれに見える人の違いってなんだろう。大橋歩は常に探していました。鋭い視点で、おしゃれのヒントを見つけている大橋歩が書いたおしゃれの大切さを伝える一冊です。

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