ドネラ・H・メドウス 作者紹介↓
世界がもし100人の村だったらの作者。
アマゾン評価★★★★☆ 購入はこちらから↓ 2015年英治出版

シロクマが心に残った部分
∞アウトフロー、インフローの話。
物事の流れは入ってきては流れを繰り返しています。どんなことに関しても。そしてアウトフローすると、ストックがなくなることは想像できました。ストックがなくなるということは、補充しなければフローできません。たとえば、資源を使ってアウトフロー、インフローするとします。すると、次第に資源の再生能力よりも使用する量の方が増えてくる。これがタイムラグというもだそうです。
現在、再生可能なフローを作ろうと世界の流れが変化してきています。(SDGs)
再生可能な生産、生活がいいということは知ってはいたものの、なぜ?という点まで考えてはいませんでした。
今世界が動いているエコな流れの原点はアウトフロー、インフロー、を繰り返していくための仕組み作りだと知りました。
エコな活動について興味がある方は、本を読むとより詳しく知ることができます。
∞エスレートの話。
エスカレート=自己強化型フィードバック(倍の倍の倍増えていくこと・悪循環ともいう)。
解決手段としては戦わないということにつきるそうです。
相手の挑発にのると、自己強化型フィードバックでどんどん憎しみが倍増していくということですね。
トラブルが起こったらエスカレートしていくのが当たり前。いざこざを止める手段として諦めてみることも一つの手段だと思いました。
憎しみは倍の憎しみしか生まない…恐ろしい話ですね。
他にも勝つこと、中毒、言葉、数字など身近にあるものの流れを知ることができる本です。
システム(順序立てて流れを知る)ことで、トラブルを避けられたり、社会の見方が変わったり、驚くべき変化が訪れます。生きにくい社会だからこそ明確に動きの流れを知ることは大切だと思いました。